2012年12月21日
第6回 入野コース②まちあるきレポート
12月8日土曜日、ぐるっと西区まち歩き
2回目の入野コースを開催しました!
拠点は入野公民館。
成清正朗公民館長(左)からも激励の言葉を頂いて出発!
入野コースを案内してくださったのは、原田燿造さん(右)です。
この三角屋根の建物は織屋さんの建物です。
昭和40年のピーク時には、入野地域に80軒の織屋さんがあったそうです。
夏まつりに歌う「入野音頭」に「筬(おさ)の音」「機どころ」などの歌詞が盛り込まれていることからも、
織屋の賑わい地だったことが伺えます。
ここにもギザギザ屋根を見つけました。
井戸の跡やレンガ風合いがおしゃれな蔵も!
陽報寺さんは、入野小学校の前身です。
明治6年に学び舎として設立されました。
こちらは天白神社です。
口伝では奈良時代に創建されたとのこと。
不幸にも今から3年前に火事で全焼してしまったのですが、
地元の方々の熱い想いで立派な神社が再建。
祭神の天之白羽大神は、織物の神様だそうです。
本竹(ほんたけ)公園。
室町中期にこの地へ土着し、明治維新まで村の発展に尽くした竹村家の敷地で、
平成18年に浜松市へ寄贈され、現在は公園になっています。
竹村家8代目は俳人、9代目は国学者として活躍。
江戸時代に地図を作るために訪れた伊能忠敬も、この竹村家に宿泊したのだそうです。
昼食は、「ちゃんこ龍ケ浜」さんへ。
このお店は、時津風部屋の元十両・龍ケ浜さんが営むお店で、
店内には関取時代の写真も飾られています。
臨江寺(りんこうじ)さんです。
寺の庭には、賀茂真淵や、京都の俳人である五升庵蝶夢の歌を刻んだ石碑があります。
彼らの直筆の歌を拡大てん刻したものだそうです。
向かって右側が「小夜更けて松風高き山寺の 月はうき代の塵も曇らず【真淵】。
左側が「みどり立つ中にふじの山」【蝶夢】です。
佐鳴湖と浜名湖が繋がる途中には、こんな立派な水門が。
夏目豆腐店さん。
手作り豆腐、油揚げ、豆乳、ゆば、おから・・・、お土産にもぴったりです。
佐鳴湖西南です。目の前に見える森が、これから訪れる龍雲寺さんです。
龍雲寺(りょううんじ)さんでは、木宮副住職にじっくりとお話を伺いました。
このお寺は、後醍醐天皇の兄、後二条天皇の孫である木寺宮康仁親王(きでらのみや やすひとしんのう)が、南北朝時代に京都から下向され、この地に御所を構え、祈願所として建てたとのことです。「遠州入野御所」と記す文献もあるほど由緒正しいお寺で、現在の住職が21代目とされていますが、初代から二代目の間の記録がなく、その間に10名くらいの住職がいたと考えれば、30代くらいになるそうです。
三方ケ原の戦いの際に、武田方に味方したことから、家康に焼かれてしまい、その後100年くらいは何も無い時代があったのですが、元禄時代に、風のように現れた鳳髄丹和尚が再建。
現在の本堂や山門はこの時に建てられたものです。
1000年くらい前に作られた阿弥陀如来坐像や佐鳴湖の景色が描かれた襖絵、シャチホコが施された山門などは必見です。
見てください。境内敷地内の高台エリアから眺める佐鳴湖は見事。
まさに佐鳴八景のひとつに詠まれた景色をここに観ることができます。
龍雲寺さんのすぐお隣には、所狭しと戦闘機が置かれています。
ここはオープンから25年になる「喫茶飛行場」さんです。
航空機好きなご主人が収集した飛行機があちらこちらに。
店内で飲食をすると、伝票には「整備作業記録」と書かれ、なんともユニーク!
佐鳴湖の景色を存分に堪能したあとは、入野八幡神社へ。
ここでは樹齢450年のクスノキが迎えてくれました。
なんでもこのクスノキ、江戸時代に枝を業者に売ろうとしたところ、
村に疫病が流行ったため、切るのをやめたという話が残っています。
毎年の秋祭りには、この境内に全部の字の屋台が集結します。
前回、店舗リニューアル中で訪ねることができなかった「山田屋製菓舗」さんが、
なんとこの日がリニューアルオープン日。
私たち一行も、列にならんで、名物クリームどら焼きを購入!
中村義雄商店は佃煮がずらりと並びます。
明治37年創業。浜名湖でその日にとれたハゼやアサリ、エビなどを保存食にしたのが始まりとのことです。
狭い路地をめぐり、店舗での買い物も楽しめた今回の入野コース。
雄踏街道を車で通り過ぎてしまうと、見過ごしてしまう心地よい景色やお店に出会えたと参加者にも好評でした。
是非、みなさんも歩いてみてくださいね。
ちなみに、入野の秋祭りを堪能した一回目の入野コースレポートはこちらです。
西区まち歩きは、残すところあと2回となりました。
2013年1月13日の舞阪コースと、
2月16日の舘山寺コースです。
まだまだ参加者を募集していますので、お誘いあわせてご参加ください。
お待ちしています!
詳細・お申込みはコチラ
2回目の入野コースを開催しました!
拠点は入野公民館。
成清正朗公民館長(左)からも激励の言葉を頂いて出発!
入野コースを案内してくださったのは、原田燿造さん(右)です。
この三角屋根の建物は織屋さんの建物です。
昭和40年のピーク時には、入野地域に80軒の織屋さんがあったそうです。
夏まつりに歌う「入野音頭」に「筬(おさ)の音」「機どころ」などの歌詞が盛り込まれていることからも、
織屋の賑わい地だったことが伺えます。
ここにもギザギザ屋根を見つけました。
井戸の跡やレンガ風合いがおしゃれな蔵も!
陽報寺さんは、入野小学校の前身です。
明治6年に学び舎として設立されました。
こちらは天白神社です。
口伝では奈良時代に創建されたとのこと。
不幸にも今から3年前に火事で全焼してしまったのですが、
地元の方々の熱い想いで立派な神社が再建。
祭神の天之白羽大神は、織物の神様だそうです。
本竹(ほんたけ)公園。
室町中期にこの地へ土着し、明治維新まで村の発展に尽くした竹村家の敷地で、
平成18年に浜松市へ寄贈され、現在は公園になっています。
竹村家8代目は俳人、9代目は国学者として活躍。
江戸時代に地図を作るために訪れた伊能忠敬も、この竹村家に宿泊したのだそうです。
昼食は、「ちゃんこ龍ケ浜」さんへ。
このお店は、時津風部屋の元十両・龍ケ浜さんが営むお店で、
店内には関取時代の写真も飾られています。
臨江寺(りんこうじ)さんです。
寺の庭には、賀茂真淵や、京都の俳人である五升庵蝶夢の歌を刻んだ石碑があります。
彼らの直筆の歌を拡大てん刻したものだそうです。
向かって右側が「小夜更けて松風高き山寺の 月はうき代の塵も曇らず【真淵】。
左側が「みどり立つ中にふじの山」【蝶夢】です。
佐鳴湖と浜名湖が繋がる途中には、こんな立派な水門が。
夏目豆腐店さん。
手作り豆腐、油揚げ、豆乳、ゆば、おから・・・、お土産にもぴったりです。
佐鳴湖西南です。目の前に見える森が、これから訪れる龍雲寺さんです。
龍雲寺(りょううんじ)さんでは、木宮副住職にじっくりとお話を伺いました。
このお寺は、後醍醐天皇の兄、後二条天皇の孫である木寺宮康仁親王(きでらのみや やすひとしんのう)が、南北朝時代に京都から下向され、この地に御所を構え、祈願所として建てたとのことです。「遠州入野御所」と記す文献もあるほど由緒正しいお寺で、現在の住職が21代目とされていますが、初代から二代目の間の記録がなく、その間に10名くらいの住職がいたと考えれば、30代くらいになるそうです。
三方ケ原の戦いの際に、武田方に味方したことから、家康に焼かれてしまい、その後100年くらいは何も無い時代があったのですが、元禄時代に、風のように現れた鳳髄丹和尚が再建。
現在の本堂や山門はこの時に建てられたものです。
1000年くらい前に作られた阿弥陀如来坐像や佐鳴湖の景色が描かれた襖絵、シャチホコが施された山門などは必見です。
見てください。境内敷地内の高台エリアから眺める佐鳴湖は見事。
まさに佐鳴八景のひとつに詠まれた景色をここに観ることができます。
龍雲寺さんのすぐお隣には、所狭しと戦闘機が置かれています。
ここはオープンから25年になる「喫茶飛行場」さんです。
航空機好きなご主人が収集した飛行機があちらこちらに。
店内で飲食をすると、伝票には「整備作業記録」と書かれ、なんともユニーク!
佐鳴湖の景色を存分に堪能したあとは、入野八幡神社へ。
ここでは樹齢450年のクスノキが迎えてくれました。
なんでもこのクスノキ、江戸時代に枝を業者に売ろうとしたところ、
村に疫病が流行ったため、切るのをやめたという話が残っています。
毎年の秋祭りには、この境内に全部の字の屋台が集結します。
前回、店舗リニューアル中で訪ねることができなかった「山田屋製菓舗」さんが、
なんとこの日がリニューアルオープン日。
私たち一行も、列にならんで、名物クリームどら焼きを購入!
中村義雄商店は佃煮がずらりと並びます。
明治37年創業。浜名湖でその日にとれたハゼやアサリ、エビなどを保存食にしたのが始まりとのことです。
狭い路地をめぐり、店舗での買い物も楽しめた今回の入野コース。
雄踏街道を車で通り過ぎてしまうと、見過ごしてしまう心地よい景色やお店に出会えたと参加者にも好評でした。
是非、みなさんも歩いてみてくださいね。
ちなみに、入野の秋祭りを堪能した一回目の入野コースレポートはこちらです。
西区まち歩きは、残すところあと2回となりました。
2013年1月13日の舞阪コースと、
2月16日の舘山寺コースです。
まだまだ参加者を募集していますので、お誘いあわせてご参加ください。
お待ちしています!
詳細・お申込みはコチラ
Posted by 浜松情報BOOK at 08:16│Comments(0)
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