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2012年10月25日

第4回舞阪コースまちあるきレポート

第4回舞阪コースまちあるきレポート
10月21日日曜日、秋晴れのこの日、ぐるっと西区まち歩きの第4弾、
舞阪コース(拠点:舞阪町観光協会)を開催しました。
今回は、舞阪町の良さをPRしようと結集されたボランティアガイド4名がご案内くださいました。


■大鳥居
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まずは、目の前に広がる絶景をしばし堪能です。
弁天のシンボルともいえる真っ赤な大鳥居は、
弁天神社にちなんで鳥居の形をしているそう。
そして大鳥居近くに広がる広大な浅瀬は、「錨瀬(いかりせ)」と呼ばれていて、
満潮でも水没しないところなんですって。

さらに、鳥居の向こうに見えるのは浜名大橋。
ビルでいうと9階建て相当の高さだそうです。

もうひとつ今切情報。
浜名湖が海につながる玄関口ともいえる「今切口」は、1498年の地震によってできました。
幅約200mは、昭和29年の工事で定められました。


■舞阪漁港
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早起きをして舞阪港を訪れると、日の出とともに漁に出ていく船の姿を眺められるそうです。
私たちが舞阪港付近を通ったときは、ちょうどシラス漁から帰ってきた船から、シラスが運びだされているところ。
遠くから眺めることができました。
獲れたてシラスが味わえる浜名湖の幸せを実感ですね。

5-6-7-8-月の第三土曜日に開催される「えんばい朝市」では、
一般者も舞阪漁港に入ることができるので要チェック。
生シラスも安価で手に入るので、来年の開催をお楽しみに。


■水神宮(水神様)
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渡船場のあった場所に、漁師さんたちが多く訪れる水神宮が鎮座しています。
低い鳥居が特徴です。


■北雁木
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浜名湖渡しの舞坂宿側の渡船場跡です。
1657年~1616年にかけて造られ、その後、江戸時代には災害で幾度か修復されています。
本来は「がんぎ」とよむところを、地元では昔から「がんげ」といっていたそうです。
北雁木は主に大名や幕府公用役人が利用したところで、往還通りから幅十間(約18メートル)の石畳が水際まで敷きつめられています。


■防風林
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ここは防風林としてだけでなく、レクリエーションの場として活用するために整備されました。
東西2キロにわたって遊歩道が続き、夏は涼しく、冬は西風を防ぐ、格好の散歩コースです。

■舞阪灯台
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舞阪灯台は、昭和39年(1964)4月21日に設置。
塔が高く(地上から28m)、光度も大きいため、光りが遠くまで届き、遠州灘を航行する船舶の安全に、重要な役割を果たしているそうです。
光の到達距離は17海里(約31㎞)。


■郷土資料館
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図書館に隣接しています。
舞阪の原始から現代までを紹介する歴史資料館。
湖に沈んだ湖底遺跡の遺物や、東海道宿場町の町並みを再現した模型、明治初期のカツオ船模型、海苔養殖用具、祭りの大太鼓などが無料で見学できます。


■岐佐神社(きさじんじゃ)
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舞阪にノリの養殖を伝えた森田屋彦之丞と、大森三次郎の墓がある宝珠院(ほうじゅいん)を通り、訪れたのが岐佐神社(きさじんじゃ)です。
平安時代の文献に記載されているほどの古社で、1498年の地震津波で流されながらも、『岐佐大明神』の小神祠を見つけた住民が、社殿を建立して祀ったといわれています。
現在の社殿は大正元年の造営。「舞阪大太鼓祭り」として知られる岐佐神社祭礼は、旧暦9月14~15日と決まっていて、今年は10月28~29日に開催。
大太鼓がのった屋台が30分くらいかけて石段を上り、境内に入ってくるそうです。

また、神社内の赤石はこんな謂れが…。
兄弟の陰謀で真っ赤に焼けた大石で大火傷を負った大国主命が、この神社の女神たちの治療で瀕死の状態から甦ったといいます。
その大石こそがこの赤石だそうで、この神話にちなんで、火傷・病気に霊験あらたかと信仰を集めています。


■晴美(昼食)
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地元ファンも多い食事処「晴美」さんで昼食タイム。
カキフライ定食を頂きました!カツ丼やラーメンも美味しいと定評があるお店ですよ。

■脇本陣
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1838年建築とされる脇本陣「茗荷屋」。旧東海道唯一の脇本陣の遺構を復元した建物です。
身分の高い人しか入ることのできない「上段の間」、格調高い唐破風柿葺き屋根(からはふ こけらぶきやね)など見応えがあります。
今回、まち歩き参加者に特別、抹茶サービスをして頂きました。
落ち着いた趣の中で、ゆったりと至福のひとときを過ごすことができました!


■和菓子 きくや
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まち歩きの最後は、きくやさんへ。
舞阪宿にゆかりのある冨五郎(清水の次郎長一家28人衆のひとり)にちなんだ「冨五郎まんじゅう」や、海苔の風味を活かした「舞ちゃんもなか」などオリジナル菓子が!洋菓子も人気のお店です。



浜名湖をたっぷりと堪能した舞阪コース。
次回の舞阪コースは平成25年1月13日です。
この時期には、牡蠣むきをしている様子を見られるかもしれませんよ。
皆さんも一緒に歩きませんか? 

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