第3回入野コースまちあるきレポート

浜松情報BOOK

2012年10月11日 14:16

10月7日日曜日、ぐるっと西区まち歩きの第3弾
入野コースを開催しました!

入野公民館を拠点に出発~!


すぐに、三角屋根の建物が見えてきました。
大正時代に始まった職布業は、時代と共に盛んになり、
いちばんピークの時には、
入野人口8000人のうち約3000人が職布工場で働く女子従業員だったそう。
そのため、化粧品店やパーマ屋さんもあちこちにあったといいます。


さらに歩いていくと、こんな味わい深い蔵が建っていました。


井戸の跡も発見!



こちら、陽報寺さんは、現在の入野小学校が明治6年に設立されたときに、
学び舎となったお寺なのだそうです。
つまり、入野小学校がここからスタートしたということですね。



天白神社では、ご厚意に甘えて、甘酒を御馳走になりました~!
ここは3年前に火事で焼失してしまったのですが、
地元の方々の想いが強く、予想以上の寄付が集まり、立派に再建されたとのこと。
後日調べたところ、祭神の天之白羽大神は、織物の神様なのだそうです。
入野はやっぱり、織物の町だったんですね。


本竹公園は、室町中期にこの地へ土着し、
明治維新まで村の発展に尽くした竹村家の敷地で、
平成18年に浜松市へ寄贈され、公園になったそうです。

竹村家に保管されていた歴史的文書などは、
博物館や賀茂真淵記念館に寄贈されています。
また、この竹村家の8代目は俳人、
9代目は国学者として活躍されたそうです。

 
昼食は、元力士の大将が営む「ちゃんこ龍ケ浜」さんへ。
ちゃんこ定食とお刺身定食を味わいました。


こちらは臨江寺さんです。
かつて、佐鳴湖の水はこのお寺の山門そばまできていたとのこと。
ここから湖面に揺れる月光を眺められた景勝地だったそうです。
寺内には、賀茂真淵や、京都の俳人である五升庵蝶夢の歌を刻んだ石碑が建っています。


佐鳴湖西南です。
お散歩に最適。きれいです!


続いて訪ねたのは、龍雲寺(りょううんじ)さん。
木宮副住職が、とても丁寧にご案内くださいました。

ここは南北朝時代に京都から下向され、
この地に御所を構えた木寺宮康仁親王のお寺としてできたとのこと。
当時は山門からまっすぐ雄踏街道まで、
幅10mの参道が続いていたそうです。

かつては自然湧水の池があり、
その池は長野県の諏訪湖と繋がっているという伝説が残っているそうです。

三方ケ原の戦いの際には、武田方に味方したことから、
お寺は家康に焼かれてしまいました。
しかしその後、元禄時代に再建。
現在ある山門や本堂も、この再建時のものだそうです。

文化財に指定されている阿弥陀如来坐像や本堂の襖絵、
樹齢300年のヤマザクラなど見学ポイントがいっぱい。

さらに、高台エリアから眺める佐鳴湖は絶景です。
現在整備中で、年明けの完了予定とのことですから、楽しみですね。



龍雲寺さんのお隣に、戦闘機???
ここはオープンから25年になる「喫茶飛行場」さん。
航空機好きなご主人の大好きな飛行機が、あちらこちらに!
まち歩きの休憩場所にもおススメです。



10月7日、この日は入野のお祭り日。
各町の屋台が入野地域の東西を行き来して、
道中ずっと、午後9時の終了時まで、太鼓と
笛の音が響いています。
地元の人たちの生き生きとした表情が印象的。
見学している私たちもワクワク。
お祭りっていいですね!


入野八幡神社には樹齢450年と推定される大クスノキが。
圧巻です!!
この八幡神社境内の中にも、この日は屋台がズラリと並びました。



その日の晩のお祭りの様子がコチラ。
今回、入野まち歩きのガイドをしてくださった、
原田燿造さんが、送ってくださいました。
情緒たっぷり!美しいですね。


さあ、次回の入野コースは12月8日です。
今度は佃煮屋さんや、手作り豆腐のお店にも寄りたいと思っています。

是非、皆さんも歩きませんか? 
歩いてこそ感じる風情、町の魅力を一緒に探しましょう。

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